一番好きな映画だ。
映画に魅せられた少年トトと映画技師アルフレードの心のふれあいとトトの成長を描いた映画だ。
トトにとってのアルフレード、アルフレードにとってのトト。
二人の心のふれあいと葛藤。
広場や映画館に集まる人々の活き活きとした姿。
映画の世界と現実の世界とのギャップ。
皆の理想と憧れと想いでが詰め込まれた映画館が一瞬にして消え、現実と時の流れをつき付けられる。
アルフレードの形見のフィルムに収められていたのは「キスシーン」ばかり。
トトの母親の「おまえの事を本当に愛している人の声を聞いた事がない」というセリフ。
映画監督として成功はしたものの、現実の世界に生ききれていないトトへの遺言のようだ。
「ニュー・シネマ・パラダイス」、優しくてノスタルジックな雰囲気の中に垣間見える厳しい現実は、いつの時代も変わる事がないのではないだろうか。
/ 角川エンタテインメント(2000/08/11)










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